Illustratorで複数オブジェクト色を一気に調整する

教えてもらったときには「すごい！」と思ったのだけど、あんまり使い道がないような・・・。
イラストの背景を薄くしたいときとか色の調子を統一したいときなどには使えるかもしれません。


●オブジェクトの色を一気に薄くする

こんな感じの(こんな感じじゃなくても良いのだが）複数のオブジェクトを選択した状態にします。


編集＞カラーを編集＞彩度調整　をクリック


彩度調整のダイアログボックスが出てくるのでプレビューにチェックを入れつつ調整すると、濃くなったり薄くなったりします。





●オブジェクトの色を一気に変更する
先ほどと同じく(こんな感じじゃなくても良いのだが）複数のオブジェクトを選択した状態にします。


編集＞カラーを編集＞カラーバランスを調整　をクリック


カラーバランスを調整のダイアログボックスが出てくるのでプレビューにチェックを入れつつ調整すると、色がいっせいに変化します。


「編集＞カラーを編集」には他にもいろいろな機能があるので試してみても良いかと思います。一応Illustratorは進化しているのだなと実感しました。

Illustratorでグラデーションメッシュを削除する方法

グラデーションメッシュがかかっているオブジェクトを一気に解除する方法があればよいのですが、どうもワンタッチでグラデーションメッシュがパスに戻るというような優れものはないようです。しかし、近い状況にはすることができ、そのやり方をまとめます。

１、グラデーションメッシュの部分を選択します。アピアランスの項目に「メッシュのポイント」とかが入っていればグラデーションメッシュが適用されていることになります。


２、グラデーションメッシュ部分（もしくは全体）を選択した状態で、「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」を選択します。


３、パスのオブジェクトダイアログボックスが出てくるので移動量0（ゼロ）に設定しOKを押します。
他の項目はそのままでOKです。


４、グラデーションメッシュがない状態のパスが複製されますので、元のグラデーションメッシュがあるほうのオブジェクトを削除すれば完了です。複製はメッシュのかかったすぐ下のオブジェクトに生成されるようですが、これもバージョンによって際があると思われます。アピアランスを確認して同じ形のオブジェクトが「メッシュのポイント」などから「パス」になっていればOKです。


使いどころとしては、メッシュをかけなおしたい。とかグラデーションメッシュが適用されないIllustratorで作業をしたいときに使うとかでしょうか？一世を風靡したIllustrator８で作業されている方は、CSのグラデーションや透明部分が画像として埋め込まれてデータがものすごく重たくなることも。とはいえWIN７にIllustrator８を入れるのはできなくもないですが少々厄介なので使っている人はごく少数派だとはと思いますが、信頼性の高いソフトで、使いまわし（やっちゃいけないのだろうけどソフト１個で多数のPCにインストールできる）も効くから、使われている肩もいると思いますWINXPもまだ現役（？）ですし。機能的には充実していてそれほど困らないし、CSよりデータが軽くなりますしね。