ウィキペディア様最高。ものすごくわかりやすかった。
薬事法と食品表示・食品広告(ウィキペディア)
が・・少し長いので、ほしいところだけ備忘録としてまとめてみます。
●概要
・口から摂取するものは、食品衛生法と薬事法により、
すべて食品と医薬品に分類される。
・食品は、たとえ事実であっても、医薬品的な効能効果を、
標ぼうすることはできない。
・食品が医薬品的な効能効果を標ぼうすると、その食品は
医薬品と見なされ、無承認の医薬品となる。
・カプセル状のいわゆる健康食品だけではなく、ジュース、
缶詰などの一般的な加工食品すべてが対象。
●規制の対象と表現例
表示・広告が医薬品的な効能効果に該当するかどうかは、文脈やデザイン
(イラスト・写真や文字の大小)なども含め、総合的に判断される。
1. 疾病の治療又は予防を目的とする効能効果
(例)
「糖尿病、高血圧、動脈硬化の人に」「ガンがよくなる」「便秘がなおる」
2. 身体の組織機能の一般的増強、増進を主たる目的とする効能効果
(例)
「疲労回復」「体力増強」「老化防止」「若返り」「新陳代謝を盛んにする」
「解毒機能を高める」「血液を浄化する」「病気に対する自然治癒力が増す」
「健胃整腸」「病中・病後に」「美肌・美白」
3. 医薬品的な効能効果の暗示
(例)
「体質改善、健胃整腸で知られる〇〇〇〇を原料とし…」
「医学博士〇〇〇〇の談『昔から〇〇〇をかけて食べると癌にかからぬといわれている…』」
「便秘ぎみの方に」「身体がだるく、疲れのとれない方に」
「1か月以上飲み続けないと効果はありません」
「速効性はありませんが、2〜3か月飲み続ければ、その効果は必ずお分かりいただけます」
「薬用されている」「副作用はありませんので、安心してお召し上がりいただけます」
●効能効果と見なされない表現例
1. 「健康維持」「美容」を目的とする趣旨の表現
健康維持に関する一般的な表現は、医薬品的な効能効果とは見なされない。
「美肌・美白」は効能効果と見なされるが、「美容」は効能効果とは見なされない。
(例)
「健康を保ちたい方に」「健康維持のために大切な成分です」
「健康維持のために愛用されています」「美容のために」
2. 「栄養補給」を目的とする趣旨の表現
栄養素が必要な人または時期に、その栄養素が補給できるという表現は、
医薬品的な効能効果とは見なされない。
(例)
「偏食がちな方に」「野菜の足りない方に」
「育ち盛りのお子さまや中高年(の栄養補給)に」「ダイエット時の栄養補給に」
「多忙で食事が不規則な方(の栄養補給)に」
3. 生体の構成成分であるという表現
生体を構成する栄養成分について構成成分であることを示す表現は、
医薬品的な効能効果とは見なされない。
(例)
「グルコサミンは体の重要な構成成分です」
「必須アミノ酸は人体では合成することができないので、外から補う必要があります」
4. 生活シーンや気持ちをあらわす表現
生活シーンや気持ちをあらわす表現は、医薬品的な効能効果や
その暗示だとは見なされていない。
(例)
「お付き合いの多い方に」「暑い夏を乗り切るために」
「パソコンをよくお使いの方に」「うるおいのある生活をめざす」
「あなたのやる気を燃やす」「毎朝鏡を見てため息が出てしまうあなたに」
5. 「ダイエット」に関する表現
「ダイエット」という表現そのものは医薬品的な効能効果とは見なされない。
(例)
「この商品は○○kcalなので、毎日継続的に摂取すると健康的にダイエットできます」など
ただし、下記のように、人体に対する作用によって痩せるという表現は、
医薬品的な効能効果と見なされる。
(例)
「脂肪等の分解、排泄」「体内組織、細胞等の機能の活性化」
「宿便の排泄、整腸、瀉下」「体質改善」
また、身体の特定部位のそう身の表現も医薬品的な効能効果と見なされる。
(例)
「二の腕」「おなか」「太もも」「中年体型」
6. 部位であっても効能効果と見なされない表現
身体の特定部位は医薬品的な効能効果と見なされやすいが、例外がある。
下記のような表現は効能効果とは見なされない。
(例)
「のど飴」「生きて腸まで届く」「おなかの空いたときに」
「のど」は部位だが、「のど飴」という商品名は、江戸時代からの慣用的な表現であり、
医薬品的な効能効果とは見なされない(医薬品・医薬部外品の
「のど飴」という商品名は当然、問題ない)。
「腸」も部位だが、ヨーグルトや乳酸菌飲料で使われる「生きて腸まで届く」
という表現は、単なる乳酸菌の性質であり、医薬品的な効能効果とは
見なされていない。景品表示法に基づく「はっ酵乳、乳酸菌飲料の表示に
関する公正競争規約」でも認められている表現である。
「おなか」も部位だが、「おなかの空いたとき」は明らかに効能効果とは見なされない。
まだまだあるけどストックしておきたいものはこんな感じ・・・
●まとめ
・ 健康を保ちたい方にはOK美肌に効果ありはNG
・「野菜の足りない方に」「ダイエット時の栄養補給に」はOK「体力低下時の栄養補給に」はNG
・「この商品は○○kcalなので、毎日継続的に摂取すると健康的にダイエットできます」が
OKなのはびっくりした「体内組織、細胞等の機能の活性化」がNGになる
つまり、直ります。良くなります。活性化します。効果があります。浄化します。あたりがNGワードで、
本当に効果があっても「医薬品」でなければ使ってはいけないということ。